定刻より3時間遅れで到着。途中北見からはDD51にバトンタッチ
遠軽到着後間もなく車内放送が入り、上越〜白滝間でなだれが発生ししばらく
動けないとのこと。上川方面より救援の列車を出しております。現場からの状況は
その都度御案内しますとのこと。
ここから約20時間缶詰状態となる。
朝になり、パンとお茶が配られた。ラジオニュースによると「網走・紋別地方で大雪と
なり、池北線・相生線・興浜南線、北線・渚滑線・宗谷本線・天北線・深名線・石北本線
の全線又は一部が普通となっており、バスも全線が止まり、交通機関がマヒ状態と
なっています。道路も各峠で通行止めとなっています。北見と美幌では電柱が倒れ
160戸が停電、電話も不通となっています。遠軽駅では急行大雪5号の乗客500名が
閉じ込められています。」
朝の車内放送では復旧の見通しは9:30頃と現場より報告がありますが、雪は益々
強く降ってる状況で、作業がなかなか進まないとのこと。
其の後・・・・・・
車内放送「ラッセルで雪を掻き分け除雪をしてきましたが、きりが無い為、急遽宗谷本線
で除雪をしていた大形ロータリーを名寄より旭川経由にて廻すこととなりました。
順調にいって旭川を15:00頃でますと除雪現場到着が20:00頃となり、遠軽到着
は22:00頃となります。」とこの瞬間、車内では一日遅れだ!等どよめきがおこりました。
昼のパンとジュースが配られる。ラジオでは春の甲子園の実況をやっていて、なんで自分達が大雪の中で閉じ込め
られていなければならないのか、納得できなかった。
遠軽発 日付が変わって、2日(水)の0:08発
疲れきってその後の牽引機関車が何だったのかは全くわからず。
カセットテープには疲れた声で発車したことの一言とバックに踏み切りの音が入っている
のみ。
今となって見ますと、閉じ込められた車内の様子をカセットテープで聞くたびに貴重な体験と
思い出となったことを実感いたします。
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