北海道のSL

 

1975/3/25(火)〜4/3(木)

 

2002・2・13作成
記事は当時のまま(青字は追記)

石北本線     一部画像はクリックすると大きくなります

1975/3/30(日)

生田原

6:04 1553レ

D51444

常紋

7:49 1590レ

D511008

S字をゆっくり上ってくるD51
一本の列車で10こま以上撮影
できました。(手巻き)

*

  おおとり  

*

10:50 4581レ

D511153

留辺蕊

13:51 2594 朝早くから来ていてお腹も限界。
山奥には店も無し、寒くてもホカ
ロンがあるわけでも無し。
午前中
で限界に達し、留辺蕊に移動した

1975/3/31(月)

朝から大雪でどうしようにもなく10:00頃宿をでる。
北見発
網走着
10:50
11:46
613D大雪1号 湧網線に行く予定でしたが、
雪害のため普通で中止にした。

周遊券を利用していましたが、不通
による振り替えのキップをゲット。

網走

15:21 574単機
     
美幌発 21:22 518レ
急行大雪5号
大雪で20分遅れの出発。北見までC5833とC58119の重連となり
迫力があった。
夜ということもあり、撮影する気力も無かった。それでも録音だけはしていたので
そのカセットテープのみ残っている。

1975/4/1(火)

遠軽着 3:08 定刻より3時間遅れで到着。途中北見からはDD51にバトンタッチ
遠軽到着後間もなく車内放送が入り、上越〜白滝間でなだれが発生ししばらく
動けないとのこと。上川方面より救援の列車を出しております。現場からの状況は
その都度御案内しますとのこと。
ここから約20時間缶詰状態となる。

朝になり、パンとお茶が配られた。ラジオニュースによると「網走・紋別地方で大雪と
なり、池北線・相生線・興浜南線、北線・渚滑線・宗谷本線・天北線・深名線・石北本線
の全線又は一部が普通となっており、バスも全線が止まり、交通機関がマヒ状態と
なっています。道路も各峠で通行止めとなっています。北見と美幌では電柱が倒れ 
160戸が停電、電話も不通となっています。遠軽駅では急行大雪5号の乗客500名が
閉じ込められています。」

朝の車内放送では復旧の見通しは9:30頃と現場より報告がありますが、雪は益々
強く降ってる状況で、作業がなかなか進まないとのこと。

其の後・・・・・・
車内放送「ラッセルで雪を掻き分け除雪をしてきましたが、きりが無い為、急遽宗谷本線
で除雪をしていた大形ロータリーを名寄より旭川経由にて廻すこととなりました。
順調にいって旭川を15:00頃でますと除雪現場到着が20:00頃となり、遠軽到着
は22:00頃となります。」とこの瞬間、車内では一日遅れだ!等どよめきがおこりました。

昼のパンとジュースが配られる。

ラジオでは春の甲子園の実況をやっていて、なんで自分達が大雪の中で閉じ込め
られていなければならないのか、納得できなかった。

遠軽発 日付が変わって、2日(水)の0:08発 
疲れきってその後の牽引機関車が何だったのかは全くわからず。
カセットテープには疲れた声で発車したことの一言とバックに踏み切りの音が入っている
のみ。

今となって見ますと、閉じ込められた車内の様子をカセットテープで聞くたびに貴重な体験と
思い出となったことを実感いたします。

     

一部の画像はクリックすると大きくなります。

 


室蘭本線 広尾線 石北本線

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